皆さんこんにちは~!
クリスマスの足音が近づいてきてワクワクが止まりませんね。町がイルミネーションできらきらと輝き、いたるところで赤鼻のトナカイが流れております。✨
今年は10年ぶりくらいにクリスマスツリーを飾ろうと思うんです。大変ではありますが、学生最後のクリスマス、全力で楽しみたいですから!
え?クリスマス当日の私の予定ですか?もちろん女性と過ごしますよ~。母親とおばあちゃんとパーリーの約束してますからね…。え…?なんですかその顔は…。🙄
さて、本日のテーマは研究室の経験が社会人でも役に立つのか?というお話でございます。珍しくまじめなお話です。後輩の皆さんの中には研究はそれなりにでいいから、研究室ではとりあえず就活に全力を注ぎたいという人もいるかもしれません。しかし、研究をしっかりとやることがいい就職先を勝ち取ることにつながるという知見もある、ということを知っていただければ幸いです。
以前「研究室って何をしてるの?」という記事で研究室での学生の活動をご紹介させていただきましたが、簡単に研究活動の流れを述べると
「先行研究調査→自分の研究の方向性を決定→プログラミング→資料まとめ・ゼミなどの議論→発表」
です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
先行研究調査…現在ある技術とその問題点を勉強する
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自分の研究の方向性を決定…先行調査を踏まえて問題を解決できるような手法を考える
↓
プログラミング(岡本研の場合)…自分の考えた方法で問題が改善できることを証明する
↓
資料まとめ・ゼミなどの議論…成果を上官に報告。正誤性を確認。
↓
発表…成果を外部に向けて発表する。
といった形になります。ここまで書き出すと、なんとなくわかっていただけると思いますが、ほとんどの過程を社会人での仕事に置き換えることができると思います。
「先行研究調査」は競合他社がどんな事業を行っているかを知り、また社会がどんなものを欲しがっているのかを勉強することで、自分が何をすればいいかを考える過程に置き換えられますね。
「自分の研究の方向性を決定」は企画会議でしょうか。どんな技術、商品を打ち出せばよいのかというのを考える過程ですね。
「プログラミング」は実際に商品を作っていく過程になるでしょうか。苦労はたくさんあるでしょうが、試行錯誤してゴールまでたどり着く過程は仕事のミニチュア版といったところでしょう。
「資料まとめ・ゼミなどの議論」は研究成果を上官に報告する過程に似てますね。これも欠かせない要素です。
そして「発表」は商品や技術のお披露目です。プレゼンをすることで自分の成果を報告する最も高まる過程ですね!
ということで、社会人における仕事と研究の関連性をそのプロセスから見てまいりました。もちろん仕事の方がうんと大変でしょうし、あくまで学生の私が言っているだけでは説得力に欠けます。ですから、今回は岡本研究室を卒業して現在社会人として活躍されているOBの先輩に話を伺ってまいりました。ちなみに、上記で紹介したプロセスの話も先輩監修でございますので安心してください笑
今回はお二人に話を聞きました。お二人とも通信系の開発のお仕事をされていますが、企業名と個人名は伏せさせていただきます。
質問:研究室活動のプロセスと現在の仕事のプロセスでリンクしているところ、あるいは異なるところはありますか?
OBの先輩①
プロセスのうち、「先行研究調査」、「自分の研究の方向性を決定」、「発表」は、学生時代にやったことの中でも重要だと思いました。ただ、発表の仕方は全く異なるかもしれませんね。研究室はドキュメントベースで書くけど、うちの会社はスライドベースなので。ただ、研究室のときに作っていたパワーポイントが文字多めだったのに対して、現在作っているものはぱっと見で分かりやすくなるよう、枚数を増やして1枚当たりの文字を減らすように工夫しているんです。
でも、決して丁寧な仕事をしていないというわけではなく、会社ではより時間が大切になってくるので効率を大事にしているといった感じですね。
OBの先輩②
学生時代のゼミのように資料まとめをして上司に報告、というのは確かに週1で行ってますね。自分の仕事内容の影響はありますが、現在はがっつり資料を作って報告というよりは口頭での報告が多いかもしれません。もちろん人によっては資料作りをしっかりとしている人はいますが、全員でなくグループリーダーなどがメインで行っている印象ですね。学生時代と違う所は「自分の進捗がプロジェクト全体の進捗にかかわってくる」所ですかね。やっぱり期限とか予定とかが学生の時よりシビアですから。
ということでお二人に貴重なご意見をいただきました。やはり、研究のプロセスが仕事に通じる部分はあるようですね。ただ、実際にはこれに「時間」というワードが強く関わってくるようですね。最初の先輩も理解を早めるためにスライドベースの報告を行うと仰っていましたし、2人目の方も人によって臨機応変に資料作りの加重をかけているとのことでした。
私自身、就活をしているときによく研究のプロセスが仕事のプロセスに似ているということを何度も聞きましたし、やはり実際にそのような側面があると思います。ですから、研究で苦労した経験があると就活でも技術面接でウケがいいと思うんです。研究室に入る目的が何となく、という後輩の方々もいるかと思いますが「社会人の練習」という見方もあるということを知っていただければ幸いです。そして、大学院に入ればより研究にかけることができる時間が増えます。そのあたりを含めて大学院進学や研究室選びを考えていただけると嬉しい限りです。
それでは今日はこの辺で!😉