皆さんこんにちは!HP担当の石田です!😀
いよいよ年末が迫ってきましたが、コロナ禍の影響かあまりそれを感じませんね…。
年末年始は皆さまどうお過ごしになるのでしょうか…?とある情報によれば今年は「自宅で過ごす」と答えた人が88%にも上るそうです。😲
こうなってくると初詣に出かけることもはばかられてしまいますが、なんとオンライン参拝なるものもあるらしいですよ~。電子御朱印がもらえる神社などもあるようですから、初詣に行かなければ一年が始まらない!という方は一度調べてみてはいかがでしょうか??
さて、本日のテーマは「分野会議始動!」でございます。
分野会議とは、研究分野ごとにグループを作り、そのグループごとに行われる短時間の会議のことを指しております。もともとカオス通信の研究をしている方たちが自主的に始めたものでありますが、この効果が大きかったため、他の研究分野でも行おうとなったわけですね!
ゼミとは何が違うの?
皆さんまずはこの疑問が浮かんだのではないでしょうか?結論から言うと、少人数の学生のみで行われ、ゼミをスムーズに、そして活発に行うためのものという点が違います。正直に言いますと、これまでのゼミには問題がありました。我々の研究室では各人が異なった研究テーマを持っていますから、基本は単独プレーで行われます。そうすると、どうしても自分の研究テーマにのみに目が行ってしまいますから、ゼミ中にほかの人が発表していても、「難しくてよくわからないな~。」という形で受動的に参加している人もいました…私を含め(笑)。そのため、発表している人がいざほんとに研究に困っていたとしてもその問題を共有できる人が先生くらいしかいないので、なかなか問題が解決しないという問題につながっていたのです。
そこで登場したのが分野会議です。分野会議は似たようなテーマを持った人同士が集まって、自分たちの現在の問題や成果物などを共有します。こうすると事前にお互いの研究に関する知識が手に入りますから、ゼミの議論にみんなが参加しやすくなりますし、その場で問題が解決することもありますので、難しい問題に1人がずっと悩まされるということも少なくなります。
グループの構成
そしてグループの構成ですが、次の図のような形になっております(2020年12月現在)。
全18人が「カオス・符号グループ」、「位置推定グループ」、「空グループ」、「車グループ」の4つに分けられています。それぞれを簡単にご紹介します。
カオス・符号グループはカオス変調という技術やpolar符号という技術が含まれています。これらはそれぞれ情報の安全性を確保し、間違えずに届けるための技術ですので、通信の基礎技術ともいえるでしょうか。中には両方をまたにかけた研究を行っている人もいるくらいですから、人数が少し多いですがこのような構成になりました。
位置推定グループは屋内での位置推定技術に関する研究が集まっています。位置推定の精度を高める研究や、それを応用して必要な場所のみで照明を点灯させることで省電力化を目指すような研究があったりします。わたくし石田はこのグループに含まれております。
空グループってなんやねん、と思った方もいるかもしれませんが、これは空での通信をまとめたものですのでUAV(ドローンなど)と衛星通信の研究が含まれております。UAVの高度と衛星の高度ではもちろんスケールもパラメータも変わってくるのですが、基本的な性質が近いですからこのような一つのグループにまとまっております。
最後に車グループです。自動運転に関する研究はもちろん、車に情報をバケツリレーさせることで基地局のみの場合よりも効率よく通信しようという研究をしているグループがあります。移動体通信の一つという観点では共通する部分がたくさんあります。
ということで、今回は最近始動した分野会議についてご紹介をしてまいりました。そんなに会議ばっかして意識高い系かよ!と思われたかもしれませんが、人数が多い分野でも1時間程度で終わっています。あくまで共有程度にとどまっていますから、そこまで大きな負担にはならないかと思いますよ。
そして、今回で本年の投稿は最後になります!次回は年明けの1月13日になりますので、皆さんそれまで風邪などコロナなどに負けず元気でお過ごしください!✨
それでは今日はこの辺で!😉